前の家が大きすぎた。
2005年に建てた家は、3階建て。
1階はリビングダイニング、お風呂、トイレに、母の和室、母の洋室
2階は、子供部屋。おのおのクローゼットつきの3部屋+トイレ、洗面所+廊下側から使えるクローゼット
3階は、全部が自分の部屋で、寝室にも使っていたけど、仕事部屋としても使っていて、夜中まで仕事もしていた。
子どもが独立し、母がサービス付き高齢者住宅に入居して、
3階建て7部屋の家に、私と猫2匹…….大きすぎる、とにかく、一人暮らしには、大きすぎた。
リビングダイニングで寝起きしてただけだから、1部屋しか使っていないのに、掃除は全部屋しなきゃならないし、(猫いるから毛が….)
ルンバは各階にあって3台をメンテナンス。
窓の開け閉め、戸締り。いろいろが、もう面倒くさい~~~~~~。
ホテルでの暮らしが快適だった
旅行添乗員の仕事をするようになって、2泊や3泊で、宿泊施設を利用することが多くなった。
まあ、ホテルで泊まるなんてしたことなかったから、ホテル暮らしのシンプルさが、面白くて、もっと効率的で合理的な家というか、住空間ってあるよね。ホテルみたいな部屋いいよね。と
それまでシングルマザーで、仕事しながら子育て中は、なるべく泊まらないようにしてたから、急に泊まったホテルの部屋が面白くなっちゃったのかも。
自分の時間がないので、「遊びの旅行」は行ったことなかったし、仕事で「出張」も、なるべく避けていて、ホテルに「泊まる」ことがなかったんだよね~。
で、添乗員として、いろいろなホテルや旅館に泊まってみると
ホテルの部屋も、いろいろ・様々。
ホテルにある程度のモノや広さ。
生活するに最低限のモノと、広さ。
これだけあれば、快適に暮らせるんじゃない???と思えるようになった。
ベッド+座る場所+クローゼット+トイレ+お風呂+小さな台所
これなら5坪でよくない?
ホテルライクなシンプルな部屋を目指せ~
母のサービス付き高齢者住宅の部屋の広さ
そもそも、自分が、巨大な家で一人暮らしになった原因のひとつは、母の怪我と手術。
腰の手術後にリハビリ病院で入院。
うまく歩くことのできない母の介護をしながら一緒に生活することは、兄弟のうちだれにもできない。みな仕事があるし、一人では母の介護までは手が回らない。自分も妹も弟も。
そこで、母はサービス付き高齢者住宅で、暮らしてもらうことになり・・・・自分は、一人暮らしになった。
サ高住の家賃は、月額123,000円〜。
利用するサービスの内容によって、ここから費用が増えていく。
母の場合も、3食の食事や、訪問診療などが加わっているから、もっと高額な月額利用料になる。
正直、母の年金だけではまかなえないので、お金の相談もしながら。
母の部屋は、18㎡で、洗面台・トイレ・収納つきだが、台所と浴室はない。
食事のサービスを受けているから台所は要らない。
3食を1階の食堂まで出向いていて、浴室は、部屋の前の廊下部分に共用で予約制で利用できるものがあり、もちろん、毎日入浴している。
この18㎡というのが、約5坪。
母の老後の暮らしと、今後の自分の暮らしは比べられないけれど、指標のひとつとして、考えることができる。
・住む場所
・暮らすためのお金
・暮らし方
自分が年をとる前に、準備すること、歳をとってからも、子どもたちに迷惑がかからない形を、いまのうちに作っておきたい気持ちが湧いてきた。
母がひとりで暮らしている18㎡で、私もひとりなら暮らせるんじゃないかな? そんな気持ちもあって、5坪の家を考えはじめたし、どうやら実現できそう。
5坪の小さい家とその家が建つ狭い土地の固定資産税だけが、住居費となる。
受けとる年金の金額は母と大差ないはずだけれど、
母に比べれば、住居費が、かなり安いから、家計の組み立ても、すこしは楽だろう。
狭くても、シンプルで、ホテルライクな5坪の家を目指そう~。
新居に引越してからがキモ
5坪の家への引越しは、まだ数カ月先になりそうだけれど、
ホテルや旅館には、モノがないのは当たり前で、
どれくらいのモノで、自分の生活を構成していくのかを、計画しておかないと、5坪の家は、“モノ”があふれた快適じゃない家になってしまうに違いない。
引っ越す前から、いろいろ考えてはいるけれど、引越した後に、どれだけ整理・整頓できるかが、これからの暮らし方を決めていくキモになるんだろうな。
コメント