ほんだが、タクシー乗務員になるまで

タクシー運転手

このたび、わたくし、ほんだ(還暦・女)、タクシー乗務員に転職しました。

自分の前職は、web制作・保守・マーケティングなどを業務とする会社の経営です。

会社を経営する前は、地元の静岡新聞社の社員として、新聞社・テレビ局・ラジオ局のポータルサイト(アットエス)の、企画、設計、運営、営業などをしていました。
新聞社として、企業や学校、公共機関などのホームページ制作やシステム開発を受注するのです。web広告やマーケティングなども手がけます。

同じような業務を行う会社を立ち上げ独立して・・・インターネットの仕事をしていた期間は、新聞社+経営を合わせて、約27年間。

 

2024年3月、続けてきた事業(会社)を、M&A、売却。

web制作・保守・webマーケティングなどの仕事から離職しました。

自己定年とでも言いますか・・・、事業売却することで、60歳にして自主的に定年退職したということです。

ホームページ保守管理の仕事には、終わりがないのですね。企業や県の施設(博物館など)のホームページは、ずーーーと続いていくので、保守管理のシゴトもずーーーと、続けていくことになります。

たとえば、ほんだがケガしたり病気したり、老人になってボケても、死んでも、ホームページはずーーーと続いていく・・・。

もちろん、その業務を還暦後も続ける道もあったのですが、

以前から、一人で責任を負い続けることには、リスクがあるのでなんとかしたい。とも、考えていたのでした。

還暦ともなれば、年齢的なリスクがどんどん増していきます。そうすると、責任を負いきれなくなっていく・・・これからのことをどうしよう。。。。、いろいろ考えての判断です。

ご縁があって、その後の業務を引き受けてくれる、信頼のおける企業に、事業を売却してひとだんらく。

いわゆる定職がなくなり、2024年3月~2025年3月までの、1年間は、専門学校の非常勤講師、旅行添乗員、経理事務のアルバイトなどをしながら、過ごしました。

そう、フリーターです。そして、考えていました。

これまでの仕事人生に一区切した。さて、これからどう生きよう?

しかし、日々、やること(仕事)がない。

というのが、自分としては、いちばん困るのです、これまで、ずーーーと働いてきたからかもしれませんが、何もシゴトがないって????   なにしたらいいの???ですよ(笑)

仕事は続けたい・・・いわゆる生活費を得るための仕事ではなく、活動的に生きるために、働きたい。せめて70代後半くらいまでは。と、いうのが、希望なのでした。

なんなら(生きてて元気なら)何歳になっても働きたいのが本心

そこで、シゴト探しですが、、、、自分の希望は・・・・

①60歳・還暦でも就職することができる(正社員だと尚可)
②70代になっても働ける
③社会保険が整っている

・・・この3つの希望を満たす仕事先ないかなぁ。選択したのが、タクシー乗務員です!!!

ほんだ、運転が大好き!!!(というか、タイヤのついているもの全般、自転車・オートバイ・自動車大好き)というのも、理由のひとつ。

タクシー乗務員は「ノルマがたいへん」「長時間勤務」など、誤解されたイメージがあるのですが、その実、自分のペースで、就業時間も、お休みも希望の通りにできる、そんな職場なのですよ。もちろんノルマもありません。

自分は、記者時代に、求人誌の取材でタクシー乗務員の方に、直接インタビューしたことありまして、業界のそんな内容を、知っておりました。

そこで、タクシー会社へ向かい、現状についてヒアリングをしたり、いろいろな資料を見せていただきました。やはり、思っていたとおり、希望する時間や、休日で働けることを確認させていただきました。そして、乗務員として働きたいと、応募させていただきました。

還暦女子、これから、タクシー乗務員を目指します!!!

その後、採用についての連絡をいただきました。「まずは、健康診断と、適正診断を受診し、不適正という結果が出なければ、採用させていただきます」とのこと。

人をクルマに乗せ、安全に移動するのが仕事。健康診断や適正診断はしごく当たり前なことと感じました。(会社での健康診断がしっかりしていると、個人で自分のカラダを管理するよりも、きちんとできそうな気がしますね、今までがさぼってて、出来てなかった)

適正診断って???

調べてみた。

独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)で実施されている、初任診断(旅客自動車運送事業者において、事業用自動車の運転者として選任する前に実施)。
ナスバのカウンセラーが、診断結果を基に事業用自動車の運転者としての自覚、事故の未然防止のための留意点等についてカウンセリング手法を用いた指導及び助言あり。
・診断時間は、約1時間40分
・手数料  4,800円
診断の手数料は、会社が負担。静岡市では、葵区日出町に静岡支所があり、そこで受診することができる。

自分の適正診断の結果は、合格で、ほっと一息。

健康診断は、市内の医院で。こちらも合格点でよかったです。

静岡県タクシー協会の研修、2日間

就職の内定をいただいたので、次は、静岡県タクシー協会が行っている新任タクシードライバー向けの研修を受講します。

【講習内容】2日講習
【受講料】2日講習:会員は6,000円、会員外は14,000円

タクシー協会の研修は、中部、東部、西部で行われていますが、中部開催の日にちと日程が合わず(ほかの仕事をしていたため)、浜松まで行って、2日間の研修を受けることに。研修費用は会社が負担してくれます。また、日当も出ます。

2025.2.13 研修1日め、

2025.2.14 研修2日目

自分は、ほかの仕事を続けながら、研修や自動車学校へ通いました。

久しぶりに通う自動車学校(二種免許取得)

何年ぶりだろう、自動車学校・・・高校を卒業した3月に、合宿で普通免許をとったので、まあ40年ぶりくらいですよ~。

二種免許を取得するための授業は、学科が20時間、教習所内と路上を含めた実車教習(シュミレーター含む)が19時間。

ふつう、タクシー会社に就職してから自動車学校へ通う人は、丸1日スケジュールを自動車学校にあてられますから、1週間ほどで、二種免許の取得ができるそうです。
自分の場合は、専門学校の授業など、3月まで別の予定が入っていて、自動車学校へ通学していた期間は、結局1カ月ほど。3月いっぱいかけて、二種免許取得のための教習を終了しました。

教習が終われば、次は、運転免許試験センターで、普通二種免許・学科試験を受験します。学科に合格すれば、免許証が交付されます。

センターの学科試験は予約制となっていて、webから試験日を事前予約します。自動車学校の卒業が3月末だったので、試験の予約がなかなかとれず(高校を卒業した若者が免許を取得する繁忙期でした)、卒業してから、4日後に試験。

結果は96点で、無事合格。よかった、良かった。

正直、普通免許証を取得してから40年以上経っていて、改めての自動車学校はドキドキの連続でした。学科も実技も忘れてしまっていることがあったし、昨年からシェアカーにしていて、ふだん運転していないのも、少し心配でした。

ともあれ、普通二種免許、取得しました。

取得に関わる費用は、全てを会社が負担してくれます。金額は20万円ほど。自動車学校の費用だけでなく、免許センターの試験費用まで会社負担。これらの費用には縛りがあり、最低2年間は勤務することが条件です。2年より前に退職すると、自己負担分を支払います。 (会社によって違う)

会社での研修が始まります

研修期間は、その会社によって異なるようです。

自分の就職先の場合、4月3日(木)~研修開始。研修期間の出勤は、午前8時半~午後17時(休憩1時間・土日休み)。
内容は、座学と、実際に運転をしながらの地理の学習です。1日目から、午前中は座学。午後は、先輩乗務員の運転で、10地区ほどに区分けされた静岡市内の道路を走り周ります。
先輩の運転のあとは、自分がタクシーを運転して、地区内のランドマーク的施設と、そこまでの道のりを、ひとつひとつ覚えていきます。

自分の場合、新聞社勤務だったことや、web時代のクライアントさんが市内各所にあったことなどで、普通の人よりも地理の知識がある点が、すこし有利かもしれません。が・・・、実際にお客様を乗せて、道を間違ったりするのは、タクシー乗務員として半人前以下ですよね・・・・がんばって、早く覚えたいな。5坪の家を建てて、区をまたいで引っ越したのがネックでもありました、静岡市駿河区なら育った期間の知識で対応できそうだけれど、引っ越し先の葵区の、詳しい地理が、いまひとつ!!ファイトわたし。

研修7日目、4月11日(金)には、全ての座学が終わり、これからは、午前も午後も、タクシーに乗っての地理学習や、接客対応、機器の操作など、就業に向けてのトレーニングです。

座学で、興味がわいたのは、配車アプリ「DiDi」「Uber Taxi」活用のハナシ。前職が前職だから、仕組みわかっているのはよかったです。

会社は「DiDi」「Uber Taxi」を導入していますが、このアプリを活用するかしないかは、各乗務員の自己判断だそう。とうぜん、やるでしょ。だって、自分も「DiDi」や「Uber Taxi」使いますし。

タクシーを利用したいお客さんの中には、便利なアプリを使うユーザーも必ず一定数いるわけです。それに、配車(タクシー会社に電話してきて、迎車に行く)のお客様は、高齢者や病院へ通う方、障害者など交通弱者の方が多いです。反面、スマフォアプリでタクシーを呼ぶ層は、「若い」「ITスキルガが高い」「女性」「企業関連の方」など、いわゆるターゲット層がまったく違うのです。

やらない理由がないよ~~~、なので、早く慣れて「DiDi」「Uber Taxi」挑戦したいです。

研修期間中に、正式に雇用契約、ダイヤも決まりました。週休二日

さて、「希望の勤務時間で働ける」ということで、ほんだの希望を聞いていただき、

週休二日制で、働きます。自分のお休みは、火曜日と、土曜日です。

日・月・・水・木・金・

2日働いて休み、3日働いて休み、、、、どうかな~。いいペースだと思うんだけど。

先々、有給休暇が取得できるようになったら、日・月で、2日有給休暇をとれば、土日月火4連休ということで、ちょっとした旅行も行けますヨ。

先々、介護職員初任者研修などを受講したいと考えていて(介護タクシーのため)、そうすると平日規則的に休めたほうが受講しやすい。歯医者とかの通院のためにも平日休みはほしい。で、火曜日

週末は、土・日のイベントや木遣りの行事なんかのときに、週末休みが1日あるとよいかな。で、土曜日

なので、これから吞みにお誘いいただける時は、月曜夜と、金曜夜で、お願いいたします^^

2025.5月追記
週休2日だけでは、規定の休日数に届かないということで、毎月第一日曜日も休日となりました。そうすると第一週は、土曜・日曜・火曜が固定休みなので、月曜を有給休暇にすると4連休ということになりました。

 

 

勤務時間は、会社と相談のうえ、5時半~15時半(休憩時間90分)に決定。

ええ~~~??? 5時半からシゴト????って、思われるかもしれませんけれど・・・・

ほんだの起床時間は、ここ数十年間、朝5時です。

子供たちと暮らしていたころは、洗濯、朝食、弁当作りがあったのですから、世の中の主婦なら、あたり前の起床時間ですヨ。そして、そんな生活ずっとしてたら、ひとり暮らしになっても、5時に起きちゃう。

なので、webの会社経営していたころは、6時半くらいには自宅を出て、街中の事務所へ出勤していました。

また、会社と相談していた中に、「これまでの早朝シフトの方が退職予定で困っている」というキーワードがありましたので、自分の暮らしのペースと会社への貢献も考慮のうえ、5時半~15時半勤務で雇用契約しました。

※もしも、自分が8時~18時勤務を希望しても、会社は認めてくれたであろうことを追記しておきます。希望が通るのです。

5時半~15時半を選んだのには、もうひとつ理由があります。

 

「タクシーの稼ぎ時」って、何時くらいと思う???

この質問、いろんな人にしてみました。が、すべての人が、「吞み帰り酔客が多い、夜、深夜」という答えでした。

そういうイメージ、絶対にありますよね、ほんだも、そう思ってました。

友人に「タクシー乗務員になる」と打ち明けると「酔客の相手とか大変そう~、そういうの不安じゃない?」と、心配してくれた方もいました。

タクシーの売上のピークは、午前8時~午前11時

驚いたことに、午前中なのです。会社の業績資料を拝見し、へ~え~~~~。ホントだ!!!!そうなんだ~~。納得。

お客様は、通院や買い物での外出に、午前中、タクシーに乗車されることが多いんです。

もちろん、酔客の帰宅する夜間にも、売上のピークはありますが、午前のボリュームに比べたら、夜間のほうが、ぜんぜん少ないんですね。ただし、夜間はタクシー料金が2割増しになりますから、営業収入をあげたい乗務員は、夜勤勤務を選んだりして、金額アップを狙います。

乗務員の給与は歩合制(最低支給額は保障されています)なので、売上金額アップを目指す乗務員の中には、2割増の夜間勤務を選ぶ方もいます。乗務員の判断です。

で。自分の勤務時間ですけれど、①早朝の予約客確保、②午前8時~11時までのピーク時間帯での乗務、③ヒマな時間(14時~夜になるまで)前に終了

と、自分の営業成績を上げるためのひとつの選択として、この勤務時間を選んでみました。(タクシー乗務員への転職は収入アップが目的じゃないんだけれど・・・。なんか、これまでの経営者根性っていうか、売上アップの工夫のための座学受けてるうちに、「こうしたらいいんじゃないか???」みたいにアイデアが沸いてきちゃって。)

ともあれ、そんな時間帯にシゴトをして、15時半には「お先に失礼しまーす」と、会社を出ます。

 

【想定している、毎日の生活】

午後3時半、終業、帰宅。
午後4時、ジム・プールへ行って2時間ほどゆっくり体メンテナンス。
午後6時、調理や夕飯。
午後7時~、まったり、ゆったり・勉強しろよ・・・
午後10時、就寝。
午前4時半、起床。
午前5時半~午後3時半まで勤務

この暮らし方、余裕があって、健康的で、やりたいこと出来て、めちゃいいと思いません?

初めてのお客様

研修が始まり、最初のうちは午前が座学、午後が地理の勉強(実際にタクシーを運転しながら、あちこちの目印を回る)というペースでしたが、8日目には、座学が終わり、まる1日が運転しながらの「実地研修」となりました。

そして、ついに研修10日目にして、「ほんとうの」お客様にご乗車いただく「実務研修」に。

初めてのお客様、緊張したけれど・・・・無事、目的地までお届けすることもできて感激。

その後も、続々とご乗車いただき、この日は充実した研修日となりました。

 

お客様乗車・1日目の感想として。強く感じたのは・・・

交通弱者(高齢者、けが人、身体の不自由な方、病人、子育てママ)にとって、タクシーは本当に役立つサービスだと実感できたことが、この第一日目の最大の収穫。初心を忘れないように記しておきます。

もちろん、そういう人だけでなく、すべてのお客様に、きちんとしたサービスを提供することが出来ること、喜んでいただくこと、が大切です。が、現在から将来に向けた交通サービスの中で、自分が少しでも役立てるようになりたいと思えたことが収穫でした。「仕事」について、そういった目的がもてること自体を嬉しく思いました。

もうひとつ、実感したこと。

時間のたつのが早い!!  そして、そんなには疲れない!!

第一日目は、8時から16時まで、1時間の休憩をはさんで、7時間。お客様を乗せてタクシーで走り回ったりしていた訳です。

これまで自分が車を運転して、遠くまで行った(長く乗車した)のは、静岡市から福島県会津若松市・猪苗代湖へ向かった時です。ここへ行くのに、6時間ほどかかったと思います、だいたい高速道路を走ってました。正直、疲れました~。そのときの経験から、

「7時間とか、8時間とか車(タクシー)に乗り続けるのって、疲れるかも???」と、思ってました。

でも、初日、7時間ほど乗務しても、そうでもなかったんです。もちろん高速と下道という違いがあるとは思います。

お客様を乗せたり、会計したり、書類を書いたり、連絡(配車)待ちしたりと、案外と「車が止まっている時間」がちょこちょこあるため、それで疲れないんじゃないかな・・・と、なんとなく感じました。

 

新人研修12日目(2025.4.18 )にして一人立ち?!

「ほんださん、あした、朝から一人で回ってみる?どうかな?問題ないと思うよ」

前日の先輩からの一言で、超緊張~~~~。いよいよ、一人立ち?  いや、道や行き先がわからない不安はあるけれど・・・チャレンジ、チャレンジ。

ということで、約4カ月をかけてのタクシ乗務員への転職への取り組みが成就したのでした。

みなさま、今後は、タクシー乗務員ほんだをよろしくお願いいたします。

 

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