新初级会话L2-20C(いろいろな普通体)

初級第20課C12 3 456 78910 11

▶P2<文型導入(いろいろな普通体)>(「ちょっと待って!」←網掛け部分を目隠し)
T:絵を見てください。男の人は何をしていますか。
S:犬が逃げましたから、走っています。
T:そうですね。犬の散歩をしていましたが、犬が逃げました。犬は早く先に行きたいですから、走っています。男の人が犬に言います。ちょっと…
S:…待って!
T:そうです。男の人が言います。「ちょっと待って!」(網掛けを取る)丁寧体で言います。何と言いますか。

S:ちょっと待ってください!

T:はい、いいですね。犬に「ちょっと待ってください!」と言います。少し変です。どうしてですか。
S:「ちょっと待ってください」はとても丁寧な言い方です。犬には使いません。
T:その通りです。動物には普通体を使ってもいいです。では言ってください。ちょっと待って!
S:ちょっと待って!
T:今日は「いろいろな形の普通体」を勉強します。普通体は、家族や友達など親しい人と話す、カジュアルな言い方です。

きょうは「です、ます」を使った丁寧体ではなく家族や友達など親しい人と話す普通体という文の形を勉強します。

では、「いっしょに行きませんか」(←記入)を普通体で言います。何と言いますか。
S:いっしょに行かない?
T:そうです。「いっしょに行かない?」(←記入)になります。(以下、19課までの文型の普通体がどのような形になるか、具体的な例文を挙げてSに質問しながら確認していく。)

①~ませんか(⇒~ない?) 行きませんか、遊びませんか、
②~たいです(⇒~たい)  食べたいです、知りたいです
③~に行きます(⇒~に行く)学校に行きます
④~てください(⇒~て)  本をとってください
⑤~ています(⇒~て(いる))) ここに立っています
⑥~てもいいです(⇒~てもいい) 電話をしてもいいです
⑦~てはいけません(⇒~てはいけない) 大声を出してはいけません
⑧~ないでください(⇒~ないで) 走らないでください
⑨~なければなりません(⇒~なければならない) 届けなければなりません
⑩~なくてもいいです(⇒~なくてもいい) 座らなくてもいいです
⑪~ことができます(⇒~ことができる) 見ることができます
⑫わたしの趣味は~ことです(⇒~ことだ) 私の趣味は走ることです
⑬~たことがあります(⇒~たことがある 日本に行ったことがあります
⑭~たり、~たりします(⇒~たり、~たりする) 聞いたり、話したりします
※「~たくないです」等、否定形の変換練習もする。

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◆いつ使うか説明:丁寧体の方の会話を初めにTとS1でする。

【丁寧体を使う場面】
先生との会話、社長との会話、初めましての人との会話、アルバイトの人との会話
A:昨日宿題をしましたか
B:いいえ、しませんでした

【普通体を使う場面】
友達との会話、家族との会話、日記
A:昨日宿題をした?
B:ううん、しなかった

S:先生、普通形と普通体は何が違いますか
T:普通体と普通形、丁寧体と丁寧形があります。下が普通形です。
丁寧形:書きます 書きません 書きました 書きませんでした
普通形:書く   書かない  書いた   書かなかった
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「かきます」のて形は? ⇒「かいて」

「かきます」のない形は?⇒「かかない」

「かきます」の辞書形は?⇒「かく」

「かきます」のた形は?⇒「かいた」

「かきます」の普通形は?? ⇒「かく」

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▶P3<単純練習(文字)>
T:では、いろいろな普通体を練習しましょう。Sさん、例を読んでください。
S:そちらへ行ってはいけません。そっちへ行ってはいけない。
T:はい、そうです。「行ってはいけません」が「行ってはいけない」、「そちら」は「そっち」になります。では、1)から始めましょう。
S:もう一度歌舞伎を見たい。
T:はい、いいですね。(以下、同様に練習を続ける)

▶P4<文作成「幼稚園の先生は大変!」>
T:絵を見てください。Sさんは幼稚園に通いましたか。
S:はい、通いました。
T:そうですか。幼稚園の先生はとても大変です。忙しいです。子供たちがたくさん「~して!」「~したい!」と言いますね。小さい子供は丁寧体と普通体、どちらを使いますか。
S:…普通体?
T:そうです。幼稚園の小さい子供たちは、丁寧体を使うことができませんから、普通体で先生に話します。(吹き出しを指して)子供たちが先生にたくさん話します。何と言いますか。教えてください。(「先生~、おやつ…!」を指して)これはどうですか。
S:先生~、おやつ食べたい…等。
T:とてもいいですね!(以下、同様に練習を続ける)

▶P5<単純練習(文字)>
T:では、いろいろな普通体の質問と答えの練習をしましょう。例を読んでください。
S:辞書を持っていますか。ううん。辞書を持っている?ううん、持っていない。
T:はい。「~ていますか」が「~ている」、「~ていません」が「~ていない」になりますね。では、1)から始めましょう。
S:雨が降っている?うん、降っている。
T:はい、いいですね。(以下、同様に練習を続ける)※一通り練習が終わったら、TとSが質問者と回答者に分かれて練習をする。※Sのレベルに合わせて、「~ている」は「い」を省略して「~てる」と言えることをここで言及しても良い。

▶P6<ロールプレイ、単純練習(文字)>(会話文の「コーヒー」と「飲む」を網掛けで目隠しする)

T:写真を見てください。これは何ですか。わかりますか。
S:コーヒー?
T:そうです。これはコーヒーの実です。AさんとBさんがコーヒーについて話します。二人は友達です。(網掛け部分を指して)ここに言葉を入れてください。では、SさんがAさん、私がBさんです。
S:コーヒー好き?
T:うん。
S:ブラジルのコーヒーあるけど、飲む?
T:うん。飲む飲む!ありがとう。(網掛けを取る)私は「飲む飲む!」と「飲む」を2回言いましたね。どうして2回言いますか。
S:とても飲みたいですから。
T:そうです。とてもしたいです。動詞を2回言ってもいいです。「食べる食べる!」「行く行く!」「するする!」等、何でも言うことができます。他に、丁寧体の会話と少し違います。どこが違いますか。
S:「コーヒーが好きですか」が「コーヒー好き?」、「ブラジルのコーヒーがあるけど」が「ブラジルのコーヒーあるけど」になりました。「が」がなくなりました。
T:その通りです。例えば、「が」と「を」の助詞は、普通体の会話で言わないことが多いです。
「が」と「を」がありません。でも意味がわかります。普通体のときは、言わなくても大丈夫です。
「は、が、を、へ」助詞の省略

では、「すき焼きを食べました」を普通体で言うと?
S:すき焼き食べた。
T:そうです。会話では、「すきやきを」の『を』は言わなくても大丈夫です。意味がわかります。

★補足★助詞を省略できるものとできないものの例文を必要であれば提示する。
・「Aさんにプレゼントをあげた」の「に」を省略すると、Aさんが誰かにプレゼントをあげたのか、話者がAさんにプレゼントをあげたのか判断できず、文章の意味がわからなくなる。こういった場合は普通体でも助詞を省略できない。・「を」「が」以外の助詞で省略できる例
例1)そのカレー(は)おいしい?
例2)あした京都(へ)行かない?

では、1)から始めましょう。SさんはAさんです。(以下、同様に練習を続ける)
※時間があれば、SがAの役で全てオリジナルの会話を作る練習をするのも良い。

  • 昨日ジョギングしましたか
  • 昨日朝ごはんを食べましたか
  • 今朝新聞を読みましたか
  • 今朝勉強しましたか
  • 昨日の夜テレビを見ましたか
  • 昨日友達と遊びましたか
  • おととい雨が降りましたか
  • 先週~先生に会いましたか
  • 昨日家族に手紙を送りましたか
  • 今日友達と遊びますか
  • 明日傘を持って行きますか
  • 今日は雨が降りますか
  • 日曜日10時に起きますか
  • 昨日お酒を飲みましたか
  • 今晩お酒を飲みますか
  • 先週お酒を飲みましたか

▶P7<自由会話「ただ今、遠距離恋愛中♡」>
T:(表題とその下の文章を指して)Sさん、読んでください。

S:ただ今、遠距離恋愛中。今日も忙しい一日が終わりました。遠くにいる恋人と話しましょう。
T:はい。Sさんは恋人(または友達)と電話でよく話しますか。
S:はい、よく話します。
T:最近はケータイでビデオ通話もできますから、便利ですよね。恋人とも普通体で話してもいいです。では、遠くにいる恋人と普通体で話しましょう。Sさんと私は恋人です!Sさんから話してください。どうぞ!
S:もしもし?今どこ?…等(自由に会話を続ける)

▶P8<イラスト会話(準備)>
T:次に会話の練習をしましょう。(表題「いっしょに行かない?」を指す)ここを読んでください。
S:いっしょに行かない?
T:はい、ありがとうございます。今日は、友達同士が夏休みの計画を話します。(右枠語彙全体を指す)ここを読んでください。言葉が全部わかりますか。
S:はい。※分からない言葉があれば説明する。※「よかったら」の「~たら」は未習文型だが、ここでは会話表現として紹介する。※「いろいろ」はここでは副詞として扱う。

国=故郷

~けど  逆接の接続助詞 日本語は面白いけど、難しい。

よかったら ~たら(条件文)

いろいろ

▶P9<イラスト会話>
T:絵を見てください。誰がいますか。
S:男の人が2人います。
T:そうですね。2人の服を見てください。2人は会社員ですね。(その他、イラストを見ながら自由に質問する。)例)左の男の人はどんな話をしていますか、右の男の人は左の男の人に何と言いましたか…等

▶P10<イラスト会話>
斎藤:夏休みは国へ帰る?
グエン:ううん。帰りたいけど…。
斎藤:そう。グエン君、富士山に登ったことある?
グエン:ううん、ない。
斎藤:じゃ、よかったら、いっしょに行かない?
グエン:うん。行きたい!いつごろ?
斎藤:8月の初めごろはどう?
グエン:いいよ。
斎藤:じゃ、いろいろ調べて、また連絡するよ。
グエン:うん。ありがとう。待ってるね。

T:では、会話文を読みましょう。Sさんは斎藤さん、私はグエンさんです。(その後「国へ帰る」「登った」「よかったら」「行かない?」「どう?」「いろいろ」を目隠しして会話文を読みSが再現できるか試す)次は、Sさんがグエンさん、私は斎藤さんです。(その後「~けど」「ない」「行きたい!」を目隠しして会話文を読みSが再現できるか試す)(P9に戻ってイラストだけを見ながら会話を再現する。会話文と同じにならなくてもよい。)※グエンの「帰りたいけど…」の後には、どんな台詞が省略されているのか質問して確認しておく。
T:今日は「いろいろな普通体」を勉強しました。
今日の授業はこれで終わります。お疲れ様でした!
S:ありがとうございました