37課 文法のポイント 受身

●受身は被行為者の視点から述べる形式の表現。

●受身には直接受身と間接受身がある。

【直接受身】兄は父になぐられた。
【間接受身】私は妻に本を捨てられた。

直接受身とは、主語(兄)が、誰か(父)によって、直接的に何かをされる(なぐられる)
間接受身とは、主語(私)が、誰か(妻)によって、間接的に何かをされる(本を捨てられる)

【直接受身】
・・基本
動作主は助詞「に」をつけて表す。
兄がわたしを殴った。
わたしは兄に殴られた。

・・動作が「書く、作る、建てる、発明する」など新しく創造する動作の時は「によって」を使う。
大阪城は豊臣秀吉によって建てられた。

・・原料は「~から」、材料は「~で」
ワインはぶどうから作られる。
このテーブルは木で作られている。

・・動作を行うものを表現する必要がない場合は「に」「によって」は省略する。
この建物は200年前に建てられた。

【間接受身】英語などにはない。主語がある出来事により、迷惑や被害を被るケースが多い。「迷惑の受身」或いは「被害の受身」

・・主語となるのは話し手となる場合が多い。
子どもがわたしのPCを壊した。
わたしは子どもにPCを壊された。:日本語では「PC」ではなく「わたし」が主体となる。

電車で誰かが私の足を踏んだ。
わたしは電車で足を踏まれた。:「誰が踏んだのか」は重要ではない。

・・自動詞の例
雨が降った。:事実を表す
わたしは雨に降られた。:事実と被害を受けて困った感情の両方を含む。

・・通常「わたし」は言う必要はない。

●受身動詞の作り方
すべての受身動詞はIIグループの動詞として活用する。(受身動詞は独立した動詞であり「受身形」というのは誤り。)

<ルール>
グループ1 飲みます飲まれます・・・iます→られます
グループ2 食べます食べられます・・・ます→られます
グループ3 します されます:きます こられます