このページでは、IT会社を経営していた筆者が60代でタクシー乗務員へ転職し、実際の給与・営業収入・ボーナス条件をデータとして記録しています。
タクシー乗務員の収入を「仕組みとして理解すること」は難しくありません。
日勤とシフト勤務で収入構造は大きく変わる
収入は、歩合制ですからドライバー各々の「営業収入」で大きく変わります。「営業収入」の金額はどんなふうに増やしたらいいの?個人の努力?常連客の確保?
最大の要因は勤務形態です。会社によって細かい違いがあると思いますが、日勤、夜勤、シフト、パートなど、勤務形態によって大きく違ってきます。(大多数の乗務員は、シフト勤務で働いています)
そして、深夜帯よりも午前中が売上のピークであること、「流し」「拾い」などの仕事は少なく、大半が「配車(無線指示)」と,駅や病院の乗り場や、繁華街(繁華街での待機場所にはルールがあります)での「待ち受け」で成り立っている、業界の実態を組み合わせていきます。
日勤勤務の特徴(※今回ほんだの日勤をとりあげます)
- 朝〜午後の勤務時間
- 生活リズムは安定しやすい
- 深夜割増が取れないため売上はやや低め
- 安定志向の働き方
シフト勤務の特徴
- 日々勤務時間が変わる
- 深夜帯(22時〜翌5時)の割増が大きい
- 営業収入が伸びやすい
- 収入は変動するが上振れ余地がある
本記事のデータはすべて日勤ベースの記録です。このページは、その変化も含めた実記録です。
ほんだの場合
- 前職:IT会社経営
- 転職:還暦を機にタクシー乗務員へ
- 勤務形態:日勤、
- 勤務時間:5:30〜15:30、休憩90分(実働約8.5時間)
- 休日:週休2日+月1日程度、月20日程度出勤
- 給与;月収20~29万円くらい、ボーナス年3回
- 兼業:Web・講師業あり
ほんだの、実際の給与明細データ
以下は実際の歩合制給与のデータです。(一定以上の売上がないと歩合給は適用されません、時間給で働くことになります※当社の場合|静岡県の地域別最低賃金/時間額 1,097円)営業収入があがると、時給換算が増えるのは、金額に応じて歩合率が変化するからです。多く稼ぐとより多くもらえることになります。
| 年月 | 営業収入 | 給与支給額 | 労働時間 | 時給換算 |
|---|---|---|---|---|
| ボーナス | 1,922,570円 | 117,554円 | ||
| 2026年6月 | 558,050円 | 284,421円 | 208.17h | 1,366円 |
| 2026年5月 | 472,400円 | 233,515円 | 191.39h | 1,220円 |
| 2026年4月 | 490,260円 | 239,534円 | 191.30h | 1,251円 |
| 2026年3月 | 401,860円 | 206,758円 | 169.30h | 1,223円 |
| 2026年2月 | 487,700円 | 230,036円 | 177.06h | 1,299円 |
| 2026年1月 | 450,050円 | 214,274円 | 169.49h | 1,264円 |
ほんだの分析:
2026年3月(実質2月就労分)は勤務日数が少く営業収入は下がりましたが、時給ベースに換算すると変わりません。このように営業収入だけでなく、「労働時間」と合わせて見るのがおすすめです。タクシーの仕事は、まさに、「タイム・イズ・マネー」ですね。
↑上記給与データの勤務時間は、2026年3月までが残業時間なし標記、2026年4月~が残業時間をプラスしています。20時間ほどの残業は、5:30〜15:30の勤務時間より、早めに出勤したり、遅めに退勤した分の合計で「残業するぞ~~!!!」な日はありません。
2026年6月・勤務時間が長いのは、ほんだの勘違いで、お休みなのに出勤しちゃった~。からです。
ボーナスの仕組み
ボーナスは、固定ではなく4カ月分の、営業収入の合計で決まります。一定ライン(180万円)を下回ると支給されません。(※当社の場合・転職を目指す方は、規定をチェックしてみてくださいね)
| 4カ月営業収入 | 賞与目安 |
|---|---|
| 180万円 | 108,000円 |
| 203万円 | 144,200円 |
| 230万円 | 165,600円 |
目標売上ラインの考え方
ボーナス獲得ライン
4カ月180万円 ÷ 84日 = 約21,400円/日(営業収入)
会社平均ライン
会社データ上、乗務員の平均営業収入は約62万円/月です。勤務日20日で割ると、
62万円÷20日=約31,000円/日(営業収入)
これらを参考につくった「ほんだ目標ライン」
| レベル | 1日の営業収入 | 1カ月の営業収入 | 内容 |
|---|---|---|---|
| ボーナス支給ライン | 2.1万円 | 約43万円 | ボーナス獲得条件クリア |
| ほんだ目標ライン | 2.3万円 | 約50万円 | 月収24万円前後・ボーナス獲得! |
| 会社平均ライン | 3.1万円 | 約62万円 | 全乗務員平均レベル |
| トップライン | 4万円以上 | 80万円前後 | 当社で一番成績のよい人 |
目標売上ライン決定!!...しかーし。。。。
ほんだ目標ラインだと、月収・ボーナス含めて「収入増は目指さないが、ボーナスは欲しい、自分時間はたっぷり」という理想の生活バランスが実現します。が、実はここ数か月の実績を見ると、すでに目標ラインはクリア気味。目標なんだから、もう少し上を目指してもいいのかもですが、、、

まあ、いいや、
月収20万円台前半でも、ほんだの場合..
・5坪で小さいけど、持ち家あり。
・年金受給ありパソコン講師の副収入あり。
・午後の自由時間で好き勝手に楽しんでる!
なので、まったく満足の収入額なのでした。
まとめ
タクシー乗務員の収入は単純な“頑張り”ではなく、仕組みの理解と運用で結果が変わります。数字として見るとシンプルですが、実際に運用していくと微妙な差が収入に大きく影響することもあります。
会社資料による給与シミュレーション
ちなみに、会社の研修の資料にある、乗務員歩合制給与の資料から、数字をすこし抜粋しておきます・・・計算の仕方が複雑なので、この数字は、あくまでも目安。
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歩合率のアップ: 営業収入が45万から65万へと増えるにつれ、支給割合が47%から51%へと右肩上がりに上昇しています。
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トップ層へのインセンティブ: 特に60万を超えたあたりから支給額の伸び率が上がっており、会社側が「より稼ぐドライバー」に対して、歩合率を優遇する仕組みになっていることがうかがえます
| 営業収入 | 総支給額 | 営業収入に対する支給割合 |
| 450,000円 | 211,413円 | 約47.0% |
| 500,000円 | 240,513円 | 約48.1% |
| 550,000円 | 266,513円 | 約48.5% |
| 600,000円 | 294,913円 | 約49.2% |
| 650,000円 | 332,513円 | 約51.2% |



